FC2ブログ

You talkin' to me ? 2nd_新たなる驚異を求めて

見た映画・テレビの話をだらだら且つのんべんだらりとゆるく綴るブログ

Category: ◆意外と近所の怪獣魔境=特撮/サブカル関係の話  

しろくろShow輸送作戦

本日のタイトルと本文はこちらをBGMにして読んでいただきたい。

そんなわけで22日の土曜日、急遽大阪の方まで巨大風船では無くバスで運ばれてきた。なんしに行ったんや?という話を書くと経緯説明が長くなるのだけど、順を追って綴ってみる。

twitterの方で私がフォローさせてもらっているTORI@m_torisanさんという人がいらっしゃるのだが、この方が最近出した個人誌である「TORIさんの特撮放談キングコング対ゴジラ のまき」という本が特撮クラスタの間でたいへん評判が良く、ご多分に漏れず私自身もぜひ読んでみたいと思っていたのである。

当初は通販で入手可能という事だったので告知を待っていたのだが売れ行きが良くてなかなかその機会が訪れることもなく、ついには先日発売になった「特撮秘宝Vol.8」の懸賞品にまでなっていたくらいなので、これはしばらくわたしが手にするのは無理だなと諦めていたのであった(抽選で当選5名ではくじ運ゼロの我が輩などぜったい当たらんわ!と思ってしまったよ)

ちなみにTORIさんのことを私が知っている限りの情報を元にもう少し詳しく紹介しておくと、1965年生まれの特撮ライター。元は80年代にあった「アマチュア連合特撮大会」等でも活躍した"特撮ファンクラブG"のメンバーだったそうである。その後商業誌の編集に携わったりしながら91年発売の「キングコング対ゴジラ」LDや14発売同作Blu-rayの修復ディレクション等にも参加されたそうだ。今やキンゴジを語らせたらこの人の右に出る者は居ないとさえ言える存在の人でもある(「特撮秘宝」紙面では"キング・オブ・キンゴジ"の称号を戴冠)

で、少し話は脱線するけど"特撮ファンクラブG"には実は我が輩も10代の頃1年ほど入会していたことがあるのだ。活動主体は東京だったので現地のイベントに参加したりすることは出来なかったけど、「緯度G大作戦」(イベントでも用いられたタイトル)というメイン会報やミニ情報連絡紙だった「LINER.G」なんてのを送ってもらって読んでいたのである(この会は現在も活動中。京都みなみ会館の名物企画「特撮/怪獣オールナイト」の主催である寝屋川、キャスト社の中村社長は同会の元・会長でもあった)そういう意味では薄いながらも多少の縁は感じていたので余計にこの本を欲しいという気持ちが強くなっていたのだ。

その流れで情報収集をしているときに「大阪のまんだらけグランドカオス"資料性同人誌即売会&博覧会"が開催され、TORIさんの本もそこで限定30冊ながら委託販売が実施される」という話を聞いたのだった。このイベント開催日が9/22だったのである(なんでも東京以外では初の地方開催だったそうで)それでさあどうするかと、私がコレを知ったのは開催予定日の数日前だったがスケジュールは空いていたし確認したら高速バスのチケットも僅少ながらまだ残があったので、少し躊躇はしたがええい行ってしまえ!と思い切って大阪入りを決めてしまったのである。
IMG_0416.jpg

不安だったのはこういうまんだらけ自体が初めて訪れる手合いの店(そして同店のある大阪・心斎橋にもさほど土地勘はなく)でもあり、現場の雰囲気がまったく掴めないことと( ̄。 ̄;)限定30冊しか取り扱っていない本を確実に買えるのだろうかという心配はあったが、結論から言うと開店直後の正午過ぎに店内へ入店し無事購入することが出来たのであった(下写真はソレ含めたこの日買った同人誌群。TORIさんの本は緑色表紙のイカすヤツ)客層もマンガアニメ系のコミケなんかと違って落ち着いた年齢層(それこそ30~60代くらいの層)が多かったし、会場内は概ね穏やかな空気でとても安心した。
IMG_0417.jpg

但しこの時点でもうTORIさんの本は半分以上売れており、目分量でも残り10冊あったかどうかと言う状態だった(開店してから30分くらいしか経ってなかったのに・・・)たぶん私が帰る頃(15時前くらい)には完売していたはずである。それで現地では即売会と同時に過去東京の博覧会へ参加したサークルの同人誌800冊以上が閲覧可能となっており(残念ながら買うことは出来ない)それらは「見本誌読書会」という体で展示されていたのである。

古い物だと昭和に出された物があったりでどれを読んでも面白く、ご丁寧にパイプ椅子まで設営してくれていたので我が輩じっくりと読み込んでしまったのだった(セブン12話を徹底的に扱った豪華同人誌「1/49計画」も初めて読むことが出来たし)その中で特に目を引いたのは91年に出版された「故・富沢雅彦追悼集&富沢雅彦作品集2」という本で(下写真中央にちっちゃく写っているのがそう)これは昨年ドラマにもなった「怪獣倶楽部」のメンバーでもあり特撮アニメ同人誌の先駆け的存在「PUFF」の代表編集者でもあったライター・富沢雅彦さんの二冊目となる追悼本だったのである(富沢さんは86年に30歳の若さで急逝)
IMG_0415.jpg

※富沢さんは私にとって師匠というかマスター的存在の人(オビ・ワンとアナキンのような関係と自分じゃ思っているが←わたしが不肖の弟子だったという意味でね(°°;))思い出話はこちらで。

最初の追悼本は88年に富沢さんのお姉さんであるアニメライターの五味洋子さん(コレも偶然と言えば偶然だが大阪に行く数日前に読んだ「特撮秘宝」最新号に五味さんが初寄稿しており、久しぶりにお名前を拝見したのがなんとも不思議なタイミングだったなと思ったし、またその少し前にはハヌマーン&さとるさんがブログで富沢御姉弟のことに言及しておられて、さらにその不思議加減に拍車がかかっていたのであった)と有志の手によって出版され、私はそちらについては入手させてもらっていたのだけれども続刊の方は存在すら知らず、数年してからそういう物が出されたと言うことを認識したのだが時すでに遅しで、この本についてはとうとう買うことも読むことも出来なかったのである。

それを目に出来たのは本当に嬉しかったので即アタマから読んでみたのだけれども、巻頭の故・竹内博さん(竹内さんも2011年に55歳という若さでお亡くなりになっている。こちらも特撮ファンダムでは超有名な方。先に書いた「怪獣倶楽部」の創始者だった人でもあり、70年代後半から80年代後期にかけて特撮系出版物、レコード等の編集で大活躍した"第二の大伴昌司"とも言えるレジェンドライターのおひとり。"酒井敏夫"のペンネームでも知られる)の追悼文が開口一番「私は死んだからといって故人を褒め称えるのは好きじゃないので正直に書かせていただくが、最近の富沢くんの文章は荒れていたと思います」といういかにもな、竹内氏らしさ全開の記述があって爆笑しそうになってしまった( ̄▽ ̄;)(むろん文中には「戦友だった」「怪獣倶楽部での彼の文章は直すところがまったくなくて完璧だった」といういい話も書かれてはいるのだけどね)

そして中には「PUFF」の記事を再録したページがあって、なんとここで富沢さんが以前同紙面の中で私が書いたであろう記事(手許に「PUFF」が29号以外残っていないのでどの号のどの文章かは確認出来ないのだが)に言及してくれており、突然自分の名前が目に飛び込んできて心底ビックリしてしまったのだった(なんだか富沢さんに突然呼びかけられた気分だったな(ーー;))ここで採録されていた元記事は確か「PUFF」28号に載っていたモノで当時読んだ記憶はなんとなく残っていたのどけど、たまたま偶然大阪までやってきたこの日この場所で、ましてやこんな思いもよらない形で"再会"ができるとは、ホント夢にも思っていなかったのである。

そのページをしばらく開けたまま当時の(84年頃だな、私が17~18歳にかけての時でいちばんこの手のジャンルにアツく夢中になっていた時期)ことをいろいろと思い出してものすごく感傷的な気分に陥ってしまった(もしあの場所に誰も居らず一人だったら少し泣いていたかもしれない(ノД`))コッチの勝手な思い込みではあるけど、大げさな言い方をすれば30年越の大事な書簡を読んだような気になって気持ちの面ではおなかいっぱいになってしまった。もうこの日はそれだけでもここに来た甲斐はあったし(目的のブツを手に入れた安心感と満足感もあったし)べつにオカルト的表現をするつもりは毛頭ないけど、なんとなく富沢さんが導いてくれたのかなと思わずには居られない今回の大阪遠征だったのであります(ちようどお彼岸の時期でもあったしなあ・・・)

えー、ということで買った本はまだ全部読めてないので先の「特撮秘宝」最新号と併せた感想文を次回書く予定(その前に「キングコング対ゴジラ」をもう一回見ておいた方が良いかもしれない)
関連記事

Newer Entry出るかとくいの八相斬りが

Older Entryヤプール死すとも特撮秘宝は死なず

 

Comments
Leave a comment








1234567891011121314151617181920212223242526272829303112 < >