FC2ブログ

You talkin' to me ? 2nd_新たなる驚異を求めて

見た映画・テレビの話をだらだら且つのんべんだらりとゆるく綴るブログ

Category: ◆本を読むと眼から血が出ませんか?=映画本読書感想文  

出るかとくいの八相斬りが

そんなわけで前回、前々回のエントリーで紹介した同人誌三冊と商業誌一冊の読書感想文。

「特撮秘宝Vol.8」・・・前号のVol7からほぼ一年近いインターバルを経ての続刊。相変わらず細かくも雑多な情報が満載で、いちおう今号は"特撮の悪役"という大特集が巻頭から50ページほど取られてはいるがそれ以外の記事もたいがい濃くて、全体がとんでもないごった煮感で溢れている(その大アンケートによる悪役投票では「悪役ベスト台詞」の欄が書き手の趣味と個性が出ていて実におもしろかった←脚本家・荒川稔久の書いた「10号誕生!仮面ライダー全員集合」における暗闇大使の台詞で「あんなヤツ(地獄大使のこと)と一緒にするなー!」が選ばれていたのは爆笑したな~( ̄▽ ̄;))

そして今号では「行け!牛若小太郎」の小特集がある意味目玉。わたしはこの番組をリアルタイムで見ていたクチだけどそれまでこの枠でやっていた「レッドマン」「ゴッドマン」等の怪獣モノとは違い妖怪モノになってしまったことで子供心に落胆したことをよく憶えている(たぶんそれもあってあんまり一生懸命見てなかったのかも)しかしこうしたレア作品を敢えて取り上げるのがこの雑誌の真骨頂というところなのだろう。メインライターである伊藤恒久氏のインタビューなんて初めて聞く裏話のオンパレードでめちゃめちゃ楽しかった(ほかで良かったのはキャスト社・藤村さんも登場した関西特撮ファン座談会)

Djpy5cNUUAEd5rb.jpg「TORIさんの特撮放談・キングコング対ゴジラのまき」・・・大阪で入手した特撮界隈好事家筋に話題の個人同人誌。連休中に読み込んだのだけどこれは最近やたら目につく「データの羅列」的な本では無く、「キングコング対ゴジラ」という傑作怪獣映画を巡るある種の物語とでも言うか、作者であるTORIさん自身があるときはいち特撮ファンの視点で、またあるときは映像ソフトの送り手(関係者)としての視点からも捉えた多面的に綴られた本だったなと言う感想を強く持ってしまったのである。

「キンゴジ」が本編を20分以上もカットされて何十年もそのままの状態だった頃から、のちのち紛失されたと言われていたその部分のフィルムが見つかるまでの様々な工夫(完全版で音声データだけが発見された際にそれがレコード化されたり、はたまたレンタル用の16ミリフィルムで全長版が見つかってそれを元にソフト化されたりといったような←短縮版の35ミリにこの16ミリを足したプチ完全版と言える代物が近年のソフトでは一番多く流通していたはず。16ミリの箇所に来ると急に画質が悪くなるので( ̄。 ̄;)何処をカットしたのかがよくわかるという楽しさもあったけど)を経て昨年辿り着いた「4Kリマスター・キングコング対ゴジラ完全版」への道程が、TORIさんの目を通して実にアツく書き綴られているのだった。

タイトルが「評論」ではなく「放談」になっているのも納得というか、文体もソフトで基本思い入れのたっぷりの内容が詰まっていたのはとても読みやすかった。同じ特撮ファンで「キンゴジ」をお好きな方であれば読後はきっと同じような感想を抱いてくれるのではと思わせる実に暖かみのある冊子だったと言えましょう。 

IMG_0418_20180925195143f0e.jpgとりあえず参考までに目次だけを紹介(右写真参照)

この中では「キンゴジ4K」の実作業を担当した東京現像所の清水俊文さんへのインタビュー記事だけが商業誌風の中身になっていたので、ひょっとしたら次号の「特撮秘宝」あたりに転載されるのでは?みたいな予想をしているのだが(またこの清水さんも筋金入りの特撮ファンなのが読んでるとよくわかるのだ(ーー;))

ほかでは劇中でかかった伊福部先生の曲についても細かい解説がつけられ、サントラ好きの人に向けてのフォローもしっかりされていて、そちら方面の読み物としても十分楽しめる内容となっている。

※この本を読んでみたいと思われた特撮好きのご同輩は以下のリンクを参照して通販再開を待ち、是非入手していただきたいなと思います。

・TORIさんちの直売所

・TORIさんのtwitter(購入可能になったら告知があるはず)


man.jpg最後に紹介するのは先のキンゴジ本と一緒に買った左写真に写っているこの二冊。

○「タイムトンネル31号/怪獣ブーム危機一髪~怪奇大作戦が終わるまで」(発行サークル:タイムトンネル)

○「ひとりぼっちの怪獣倶楽部」(アートクリエイター・米谷佳晃さんの個人誌)

「怪獣ブーム_」の方は当時(昭和42年~44年)の特撮事情をさまざまな書籍や雑誌記事から抜粋した資料集のような作りになっていて、労作という感じはすごくしたのだけどここのサークルの人たちの顔が見えないというか各人の意見や感想が全く書かれていないのは少々物足りない気がしてしまった(趣旨が違うよと言われたらそれまでだけど(ーー;))そういう意味では同人誌ならではのアツさや拘りみたいなのはあまり表に出ていない。但し情報の整理のされ方はかなり親切で、特撮ヒストリー本としての精度はなかなかの高さあり。

「ひとりぼっち_」は怪獣倶楽部のメンバーであった米谷さん(円谷プロで主に「ミラーマン」「ジャンボーグA」といった作品の怪獣デザインを担当。←左リンクにある本で氏のデザイン画を見ることが出来る)が今回のまんだらけイベントに合わせて急遽出版した小冊子(とは言いながらも二二ページで800円ってのはちょっと割高感あったなあ・・・)現場での勢いとタイトルに引っ張られて買ったのだが、正直それほど読むところはなかったかも・・・( ̄。 ̄;) 

この二冊は通販のページを見つけられなかったので、今後発見したら本記事に追加する予定。しかし今思い返しても大阪の資料性同人誌博覧会は楽しかった。

年内くらいにもう一回やってくれるのならまた行ってみたいが、そのときはもう少し購入可能な同人誌が増えていたら嬉しい。

 
関連記事

Newer Entry恐怖蟻男と怪異雀蜂女

Older EntryしろくろShow輸送作戦

 

Comments
Edit主題歌
「牛若小太郎」の主題歌は最後の部分しか記憶になかったのですが、通しで聞いてみると格好良いですね。
Editカラオケにないのが残念でした
>シャオティエン さん

こんばんは、コメントありがとうございますm(._.)m

特に♪光にかざす薙刀は、闇を切り裂き火花散る♪のとこがイイですね。カラオケの音源があるならぜひ一度は唄ってみたいモノです。

Edit怪獣おじさんを思い出しますね~
こんばんは。

私も「おはようこどもショー」は毎朝学校に行く前に見てました。
この特撮枠って東宝が制作していたんですね。
『グリーンマン』の時、解説の怪獣おじさんが新番組『流星人間ゾーン』(東宝制作)を誇らしげに宣伝していたことを今でもよく覚えています。

『ゴッドマン』か『グリーンマン』には、ミニラが出てきた回があったようななかったような・・・?
Editずっと時代劇だと思ってましたが
>トガジン さん

こんばんは、コメントありがとうございます<(_ _)>

「ゴッドマン」は何年か前にチャンネルNECOでやってましたよね。あんまり内容憶えてないけどあのとき何本か見たような気がしています(「グリーンマン」はどうだったかな~??)

このへんの帯怪獣番組って殆ど見る機会が無くなっていますが、一昨年youtubeでの円谷公式配信による「レッドマン」のプチブレイクがあったりしたので今後はそっち(東宝の配信)を待った方が良いかもしれませんね。

「牛若小太郎」も何本か本編がタコラチャンネルで見られるようになってましたから(これがホントに東宝の運営なのかどうかはわかりませんが( ̄▽ ̄;))

https://www.youtube.com/channel/UC9kNFdjdUaK7zwi1Iv84UGA

あと私このドラマ現代劇だったの今回見返すまで完全に忘れてました・・・
Leave a comment








1234567891011121314151617181920212223242526272829303110 < >