こんな場所では秘密漏洩も当然

かなり前に録画していた「アイランド」アイランド 特別版をよーやく見た。

深夜に眠い目をこすりながら見たせいではなかろうが、画面から緊迫感とかスリリングなムードは殆ど感じられず。けっこうカネかかった凄いシーンが連発で登場するのにこの緩さはなんだろうかと。考えてみれば外へ出してはならないクローン人間達の管理棟たる施設の見せ方がよろしくない。「外にはなにかある!」とユアン・マクレガー扮する主人公が気づく発端はパイプから進入した昆虫だったのはまあヨシとしても、あまりにも簡単に進入・脱出が行えてしまうシーンが続いてしまうのは如何な物なのか。

結局アクション優先で画面構成を考えているから肝心なサスペンス部分(もっとも作っている方はそう思っていないのだろうけど、本当は見ているこちらにも「どうしてこの場所に彼らはいるのか」「アイランドとは実はなんなのか」と言ったところを見せてもらいたかった)の緊張感がさっぱりおざなりになってしまっていたのだろう。

この映画は観客に「想像させる」という術が完全に欠如している(というより作り手がそれを放棄しているようにすら感じる)だからどんなに凄い場面を次から次に見せられてもそれが「点」でしか印象に残らないのだ(要するにまったく後に残らない)これだけの基本設定を手駒に持っていたらもっと面白くできたと思うのに、典型的な最近のハリウッド映画という感じだったのが残念だった(ツマンナイわけじゃないので暇つぶしにはなるかも)


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