たけし映画を心眼で見よ!

金曜日にゲオで妻が「コレを借りタイ」と手にしたDVDを昨日今日の二日がかりで見た。

菊次郎の夏

所謂「たけし映画」というのは初期の2本(「その男・凶暴につき」
と「3-4×10月」
)と「BROTHER」
くらいしか見たことがなかったのだけど、それを含め自分の中で漠然と思っていた北野武という監督像が、ひょっとしたら違っていたのではないかと。また、この映画はビートたけしという人の本質が実は一番色濃く出た作品ではなかったのかと僕は思えて仕方がなかった。

この映画は祖母に育てられている少年が唯一心の拠り所にしていた「どこかで僕のために働いてくれている会ったことのない母」に会うため、たけし扮する菊次郎と一緒に豊橋まで行くという、ホントにたったそれだけの話なのだ。そしてその珍道中があまりにも穏やかなロードムービーとして形成されており(母に会うまでは二人の関係が子供同士で、母と会ってからは親子のような距離へとシフトしていくのが旨い)特に後半井出らっきょやグレート義太夫たちと数日キャンプを過ごす場面なんて言うのは、芝居ではなくてホンマに楽しんでるんじゃないの?と思ってしまうような、何とも言えない暖かさを画面から受けてしまったのだった。

暴力描写の印象が強かったたけしの映画でこんなにほっこりできたのがあまりにも意外(__;) 今後もこういう路線で映画作りをしていった方が良いのではないかと、個人的には思えた。



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