で、誰がシャーロットなの?



夕方シネサンで「シャーロットのおくりもの」を見た。妻が懸賞で当てた招待券で行ったのだが、普段ならまず見ないジャンルだろう。

映画を見る前はそんな予備知識もなかったので、まあ「ベイブ」みたいな話かなあと適当な想像をしていた。実際は間引きされる寸前の子豚をダコタ・ファニング扮する女の子が(この子が「シャーロット」だとずっと思っていたよ(__;))一生懸命育てながら、なんとか家畜(食品対象)からペットへの昇格を夢見ようとする話なのだが・・・

トータル的な感想を書けば、現実とファンタジーの境界線がとてつもなく曖昧で映画そのものの作りが実に中途半端な印象。蜘蛛のシャーロット(コイツかい!)が起こす「ある奇跡」によって子豚を特別な存在として祭り上げるわけなのだけど、ハッキリ言ってあれだと偽善臭さを払拭するのにはムリがあるだろうとわたしゃ思うのである。

家畜という、どー言い訳しても食用にしかならない存在の動物を映画にするのであれば、先に書いた「ベイブ」のように100パーセント夢物語として扱わなければ、ぜったい今回みたいにどこかで冷めた感想というのが無粋だと思いながらも消すことは出来なくなってしまうのだ。この映画も劇中で動物たちに言葉をしゃべらせたり、アニメ的な動きをさせてみたり等、ドラマフォーマット自体はファンタジーの体を為している。にもかかわらず合間合間で余計な現実描写を挟むことによって、いらぬ感想が湧き上がる素地を作り上げてしまっているような気がしてならない(豚をハムにされないよう一生懸命庇っているハズのダコタが平気でベーコンをがしがし食ってみたり(__;)動物にかまけてまったく女の子っぽい服を着ようともしなかったのに、気になる男の子が登場するや突然目覚めてそっちへ走ってしまったり等々)

とにかくこの映画はそういった偽善・欺瞞というイメージがワシの中では最後まで拭うことは出来ず、素直に感動しようと思っていた気持ちの行き所に困ってしまう一本だった(動物たちの描写はとてもヨカッタので、それだけで物語を作ればイイと思うのだけれど。あと、声優さんが意味なく豪華なのも結構楽しかった。なんでレッドフォードが「馬」なのか?(^_^;))


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