You talkin' to me ? 2nd_新たなる驚異を求めて

見た映画・テレビの話をだらだら且つのんべんだらりとゆるく綴るブログ

Category: ◆映画は六畳間の指定席で=TVやDVD等で見た映画の話  

タダ(無料)ほど素敵なチャンネルはない

スカパーと契約して居る人ならご存じだと思うが、ここでは契約年数に応じたアニバーサリーサービスがあり私の場合だと今12年目に突入していて、近年はだいたい該当月(毎年6月)に「月額合計2000円まででお好きなチャンネル1月無料視聴プレゼント」というのを貰うようにしてきたのである。

こういうときに普段月額が高くて手の出ないところを選ぶのは当然の流れであって( ̄。 ̄;)我が輩は何の躊躇も無くスターチャンネル(通常であれば月額2300円とリミットを超過しているが、このチャンネルに限りキャンペーンは有効になる)を毎年のようにチョイスしてきたのであった(6月は「ベイビードライバー」とか「ラ・ラ・ランド」とか「お嬢さん」なんかがあるのでひじょーに楽しみ)

そのスターチャンネルがいつからやっていたのかは知らないのだが少し前から無料放送の枠をかなり増やしており、今では「映画をもっと。」というコーナーで情報トーク番組を連日、某かの映画本編を週2程度でオンエアするようになっていた。おそらく今こうした衛星放送系のチャンネルはどこもネット配信サービスとの戦いに苦慮していると思うのだけど、同チャンネルでの無料枠拡大には相当な危機感を抱いているのが伝わってきた。

で、「無料」という言葉が大好きな我が輩は(°°;)3月くらいからずっとこのこの企画を録画し続けていたのだが、意外と今まで知らなかったけど見てみたら面白いがなっていう映画が多くて、ちょっと得した気分になっていたのである(これはメジャー作だが「ヘルレイザー」全三作や「バスケットケース」と言ったホラー、ドキュメンタリーの「アイアム・ヒース・レジャー」、異色のノンフィクションストーリー「不死細胞ヒーラ/ヘンリエッタ・ラックスの永遠なる人生」あたりが無料で楽しめたのはありがたかった)

その中でも特に気に入ったのが「手紙は憶えている」という作品。

恥ずかしながら今回見るまでこの映画の存在自体を我が輩全く認識しておらず、私の好きな俳優であるマーティン・ランドーが出ているというそれだけの理由で見るのを決めたような物だったのである。

とりあえずネタバレにならない程度のあらすじを以下に紹介。

<Wikipediaより抜粋>

ゼヴ(クリストファー・プラマー)は今年90歳で、介護施設で暮らしている。最近は認知症が進行し、最愛の妻、ルースが死んだことさえ忘れてしまうようになっていた。

ある日、ゼヴは友人のマックス(マーティン・ランドー)から1通の手紙を託される。2人はアウシュビッツ収容所からの生還者で、ナチスに大切な家族を殺されていた。その手紙には2人の家族を殺したナチスの兵士に関する情報が記されていた。その兵士の名はオットー・ヴァリッシュといい、現在は"ルディ・コランダー"という偽名を使って暮らしているという。コランダーと名乗る人物は4人にまで絞り込まれていた。

体が不自由なマックスに代わりゼヴは復讐を決意、1通の手紙とかすかな記憶だけを頼りに、単身オットー・ヴァリッシュを探しに旅に出る。

<抜粋終了>

上のあらすじ紹介にもあるとおり、基本は老人の復讐劇という流れでストーリーが進行していくわけだけど、序盤はなぜか殺伐とした雰囲気が一切無くて、どこかほのぼのとしたロードムービーを見ているような気分になってしまった(ちょっとだけデヴィッド・リンチ監督の「ストレイト・ストーリー」を連想させる)

なんだコレ、サスペンス設定のハートフル映画なの?と思いながら見ていたのだが、まあこれがあるポイントから話の軸が見事なくらいサスペンスに戻ってくると言う、実に組み立ての巧みな映画だったのである(; ̄O ̄)

たぶん普段から推理小説を読み込んでる人であれば予期できたオチかもしれないのだが、我が輩は完全に虚を突かれた気分で気持ちよく裏をかかれたのであります。こういう映画は10の説明より本編見てもらった方が遙かに早いと思うので、機会があれば是非見ていただきたい。

※同作はAmazonプライムでも現在配信中


Category: ◆超銀幕無法地帯・激動編=劇場で見た映画の話  

KAIJUたちのいるところ

少し前の平日仕事帰りで「パシフィックリム:アップライジング」(2D字幕版)を見に行ってきたはなし。

早い物であの燃えに燃えた前作から5年の月日が経ってしまった。今回はよーやくと言ったら良いのか、或いは満を持してと言うべきか、とにかく「あの続き」であるならばコレは期待しないわけがないという感じでこの度は劇場へと赴いたのである。

で、まあ開口一番でこんなことを書くのもどうかとは思うのだけど(ーー;) この映画の感想を一言で言えばとにかく「軽い・薄い」という言葉がもっともピッタリくるような気がしてしまった。「アップライジング」には前作にあったイエーガーのコイツはいかにも鉄の塊であると言った「ずしーん!ずしーん!」という"超・重量感"が微塵もなく(それに付随した見せ方でもある、動くたんびに某かのパーツがバラバラと落ちていくという、あの荒々しさも皆無)イエーガーの動きのあまりな滑らかさ、またスピードの速さが巨大ロボットではありながらどこかハリボテ感にも近いぺらっぺらの薄さを感じさせてしまうのであった(これは出現した怪獣連中に対しても同様の印象)

この"超・重量感"というキーワードは本シリーズに於いてすごく重要な点だと思っていたし、これが数多ある同様のロボット/モンスターが登場するハリウッドSFものとは決定的に違うところだとも思っていたのである(わたしの個人的見解にしか過ぎないけどつまりパシリムの魅力としてコレはなくてはならないモノでもあったと言いたいのだよ)

また、ストーリーの方でも続編としての体をキープするためにスタッカー(イドリス・エルバ)の息子・ジェイク(ジョン・ボイエガ)を話の中心に持ってきたのはわからないではないのだが、だったらアマーラ(ケイリー・スピーニー)のサイドストーリーとか訓練生達とのエピソードなんてまるまるいらなかったんじゃないかと思ったし、実質主役グループがシャオ産業側も含めれば四つに重なってしまって、たった110分の映画の中でこれらすべてを消化していくのはかなり無理があったと思うのですわ。

あんなに各キャラの描写が中途半端になるくらいなら最初からアマーラを中心にした物語を展開すれば、いわゆるニュージェネレーション物として「続編(またはPart2)」の形は作れたと思うわけで、わたしはあれだとただ単に登場人物をムダ使いしただけのように見えてしまって実に勿体ないなと思えたのである(天才少女がチームに入って軋轢を生みながら最後には皆で団結するなんてのはベタ展開になるけど、我が輩はそっちの方が絶対良かったと思っているのだ)

話を映像表現・演出方法の方に戻すけど、東京のビル街でイエーガーチームと怪獣軍団が対峙する場面なんかはビジュアルとしてはなかなか壮観で(富士山が東京にあるという四次元解釈的設定(?)も絵面の面白さで許せてしまうところはあった)ここからは多少は燃えられるかな?という要素もあったのだが、この肝心なクライマックスに至ってもこいつらの動きはやはり軽く見えてしまい、とうとう最後まで自分の気持ち(魂)を点火させることが出来なかったのだ。

なんの情報も持ち合わせていないので想像で語ってしまうが、わたしは今回メガホンを取った監督のスティーヴン・S・デナイトが、前作のギレルモ・デル・トロ監督ほどの「スキモノ」ではなかったのだろうと感じていて、おそらく原典(またはパクリ元(__;))になった日本のアニメ・特撮も「エヴァンゲリオン」「パトレイバー」「平成ライダー」「平成ウルトラ」(特に近年の劇場版。怪獣の最終形態はあのパターンを遵守しているイメージ)くらいしか見たことないんじゃないかと言う気がしているのである。

前作にあったようなすべてのシーンでいちいちネタ元を推察したくなるような箇所もほとんど無かったし、オレはあのシーンのアレが好きなんだよ!っていう拘りみたいなものはまったく感じられなかったので、そういう意味ではこのジャンルに対する制作者サイドの愛情表現もやや薄味だったのではないかと思えたのであった。

本来Part2で監督も替わってる映画なら気楽にもっと好きなことをやってもよかったハズなのだが、結果的にはなんだか軽薄短小で無味無臭な「映画館を出て三歩くらい歩いたらもう内容忘れそうムービー」になってしまったなあという印象が強く残ってしまった。

特に前作に思い入れもなく、国産特撮アニメ系にそれほど興味の無いヒトなら十分楽しめる映画ではあると思うけど、とにかく歯応えが無いので( ̄。 ̄;) そこは鑑賞時要注意であります(ヒトによっては「トランスフォーマー」のシリーズと勘違いされてもおかしくない作りではあるしなあ・・・)

それとダメ押し的な事を書くと、今回は音楽面での魅力が相当に乏しかった。前作で感じたあの高揚感溢れるテーマ曲がちらっとしかかからない(流用されない)のも不満だったし、そもそもなんで作曲者を変更してしまったのかとても理解に苦しむ(ラミン・ジャヴァディからローン・バルフェへ交代。前作では我が輩映画を見終わった瞬間にサントラを注文しようと思ったくらい気に入っていたわけで)

※↓下に前作のメインテーマを貼り付けてあるのでお聞きくださいませ。
 
Category: ◆不定期で乗っかかるいろんなベストテン話  

あるいは酒でいっぱいの映画

そんなわけで「お酒映画ベストテン」について自分がエントリーした映画群についての補足。

「幸福の黄色いハンカチ」・・・高倉健が刑務所からの出所後立ち寄った食堂で何年かぶりにビールを頼む場面がわたしはすごく好きだったのだよ。失礼を承知で書いてしまうとあそこは芝居としてすごくクサいのだが( ̄。 ̄;)でもそのオーバーぶりが彼の渇望と開放感を目一杯感じさせてくれてとても良いシーンだなと思ってしまったのである。

アレは何度見ても思わず真似したくなりますなあ「醤油ラーメンと・・カツ丼・・・」とオーダーした後でコップになみなみと注いだビールを両手で拝み飲む仕草が特に。


「ドランクモンキー酔拳」・・・我が輩この映画劇場で見ているのだけど最初は同時上映のトラック野郎(「熱風5000キロ」だったかな)目当てだったのが終わってみたらこっちの方がめちゃめちゃ面白かったという、自分にとってはジャッキー・チェンを初めて見た映画でもあった。それで思い出すのは直接映画とは関係ないけど、昔勤めていた職場で同僚と麻雀に興じる機会があったのだが、そのときのメンツで自分がマイナスになると酒を飲みだす輩が居て、コイツが酔うと流ちょうな罵詈雑言が止まらなくなり廻りのペースがかき乱されるという現象が間々起こったのであった。

仲間内ではヤツのこの攻撃を「酔拳打ち」と言ってそれはそれは警戒していたものである(事実飲むと調子が上がってくると言う・・・)


「007は二度死ぬ」・・・短いシーンながらいつものボンド知識ひけらかしコーナーで"日本酒"についてうんちくを語る場面があったのだが、ここが何度見ても「ホンマかいな」と思ってしまうところ。

ボンド「熱燗が良い、華氏98.4度くらいがいいね」
タンバ「なかなか通な人だ」

なんでそんな細かい会話やねんと( ̄。 ̄;)(摂氏で換算すると36.5度くらいだからマチガイではないけど←一番新しいソフトでは「人肌がちょうど良い」と訳されているが以前の字幕はこうだったのだよ)


「カクテル」・・・なにはともあれトム・クルーズがカクテル作ってるところがとにかくカッコイイという、いちばん単純な理由でこれに一票を投じてしまった。あのころよく自宅でペットボトルを使ってマネしたことあるけど全然出来なかった苦い思い出もあり(~_~;)(ブルース・リーを見てヌンチャクを振り回していた心理に近いな)

「コヨーテ・アグリー」・・・我が輩お酒飲むのはバーよりもスナックの方が好きなのだが、コレ見たときはこんだけ綺麗なおねいさんがたくさん居るならガールズバーも悪くないなと少し宗旨変えしそうになった。めっちゃ可愛かった主役のパイパー・ペラーボはこれ以後あんまり目立ってなかったけど「コバート・アフェア」でメジャーどころに返り咲いたのを見たときは「え?あの子が??」と親戚のおじさん目線になってしまってすごく嬉しかったものだ。

「レイダース/失われたアーク」・・・冒頭で荒くれオトコどもに一気飲み勝負を挑んでいたカレン・アレンが格好良かったという、ただそれだけがエントリーした理由(とは言え、この直後再会したインディにパンチを見舞うシーンとセットにしたら、かなりインパクトのある場面ではあったが)

「アンタッチャブル」・・・禁酒法時代の話ということで直接酒にまつわる場面はないが、当時の人間の酒に対する気持ちがいろいろと描写されていてそこは面白かった(ラストシーンのネス(ケビン・コスナー)のセリフも良いのよ)

「サイドウェイ」・・・全編でワインがキーワードになっている作品ではあるものの、わたしはこの映画は"おっさんの青春映画"と捉えていて、そっちのほうで大傑作だと思っているのである(2000年以降の映画だとたぶんこれが一番好きかもしれない)

「ブレードランナー」・・・これもワンポイントだが(但しデッカード(ハリソン・フォード)は劇中でやたら酒を飲んでいるので、そんなに的外れな選出ではないかも)デッカードがレオンに殴られて自宅に帰ってから消毒用に飲んだ酒の入ったコップに口から薄く血が流れてくるシーンが物凄く印象に残っていて、ここは個人的に名シーンだと思っているのだ。

「グレムリン」・・・劇中に出てくるフィービー・ケイツがバイトをしているバーなら今すぐでも通いたい!と心底思ったな~( ̄。 ̄;)

しかしこうして並べてみると今回のチョイスはひじょうにイージーな選び方だったと言わざるを得ないですわね(°°;)


Category: ◆不定期で乗っかかるいろんなベストテン話  

2018年春の「お酒映画ベストテン」に参加してみました

油断していたらもう春真っ盛りで(と、言うより既に地域によっては真夏日になっているところもあったり、ここ数日に限ってはもはや春っぽい気分は皆無なのだけれども(~Q~;))毎度おなじみwashburn1975 さんのブログ「男の魂に火をつけろ!」が先週に入り春のベストテン企画をスタートさせていたのであった。

冬と違い例年春は"偏差値低めのテーマ( ̄。 ̄;)"が設定されており、今回はなんと「お酒映画ベストテン」である。

参加しようとお考えの方は以下のリンク参照。

※参加要旨はこちらで。締め切りは5月6日(日)24時までとのこと

いやまあコレを聞いたときはどうしたら良いのかと( ̄▽ ̄;)正直途方に暮れてしまったのだが酒席は好きでも酒にさほど強くもなく愛着もない自分に何処まで回答する資格があるのか、自問自答しながらなんとか次の一〇本を挙げてみた次第である。とりあえずエントリーするだけしたら選定理由はのちのちゆっくり書いていくつもりだ。

ひとつだけ自分なりの基準にしたのは゛本筋に関係なく酒を飲む場面でなんか良いなあー、と感じたもの"で、それがアタマに残っている映画を抽出してみた(下記にある「主演」はそのシーンに於いて活躍していた俳優さん)

1.「幸福の黄色いハンカチ」(1977年 監督:山田洋次 主演:高倉健)
2.「ドランクモンキー酔拳」(1978年 監督:ユエン・ウーピン 主演:ジャッキー・チェン)
3.「007は二度死ぬ」(1967年 監督:ルイス・ギルバート 主演:丹波哲郎)
4.「カクテル」(1988年 監督:ロジャー・ドナルドソン 主演:トム・クルーズ)
5.「コヨーテ・アグリー」(2000年 監督:デヴィッド・マクナリー 主演:パイパー・ペラーボ)
6.「レイダース失われたアーク」(1981年 監督:スティーブン・スピルバーグ 主演:カレン・アレン)
7.「アンタッチャブル」(1987年 監督:ブライアン・デ・パルマ 主演:ロバート・デ・ニーロ)
8.「サイドウェイ」(2004年 監督:アレクサンダー・ペイン 主演:ポール・ジアマッティ)
9.「ブレードランナー」(1982年 監督:リドリー・スコット 主演:ハリソン・フォード)
10.「グレムリン」(1984年 監督:ジョー・ダンテ 主演:フィービー・ケイツ)

と、書いてはみたもののハッキリ言ってかなりの難産(ーー;) テーマとしてはけっこう厳しい物だったように感じましたなー・・・(なんとなくだけど今回は「酔拳」が圧勝するような気もする)

 
Category: ◆玄関開けたらトワイライトゾーン=海外ドラマを見た話  

今回は長くてクドい感想文に戦慄していただこう

「今回は」じゃないな、「今回も」だな・・・( ̄。 ̄;)

えー、それで今日のタイトルは故・大塚周夫さんの声で読んでいただきたいのだが、なんでかって言うと今から長々と「事件記者コルチャック」のことを書きたいからなのである。

この話には実は流れがあって、もともとはお仲間のエファさんのブログでNetflixが配信している海外ドラマ「ブラック・ミラー」(SFアンソロジー系のドラマだが、昔からこのジャンルは大好きだったのである)の話をしていた所から始まるのだけど、その際に我が輩「「悪魔の手ざわり」ってドラマが「ブラックミラー」に雰囲気似てるかもです」とコメント欄からプッシュさせていただいたのだった。

○「ブラックミラー」の番組紹介

○「悪魔の手ざわり」の番組紹介

いまちょうどニコ動が「悪魔の_」を相当数アップしていて(無料で見られたから権利関係は曖昧。そのうち見えなくなる可能性はあるかも)それらを嬉々として見ていたこともあったのだが、私はこの番組を本当に好きだったのである。

その中でもダレン・クマギャビン主演の回「逆行」「ジョージ」という2本のエピソードは三十数年前の初見時から傑作だと思っていたので、今回はソレを再見できたことがひじょーに嬉しかった(高校の時何度目かの深夜枠再放送を録画していたのだが、全部ベータマックスだったんで(__;)デッキの故障と共に全話視聴不可能になってしまったのだ)

いやー、今見たら安っぽい感じは随所にあれども、やはりアイデイアが突飛でこの部分の斬新さは全然色あせてなかったからなんだか嬉しかったなあ・・・

で、マクギャビンと言えばなんといっても「事件記者コルチャック」だろうと、ここへ話は繋がるワケなのだが(ーー;)残念ながらニコ動にコルチャックはアップされて居らず、youtubeを漁ると何話かはアップされていたが音声と映像がずれた状態の物が何本もあって見づらかったので視聴を停止してしまった。この番組はそれこそ「悪魔の手ざわり」以上に我が輩が愛してやまないドラマの一本だったのである。

○「事件記者コルチャック」とは??

↑の番組紹介Wikiページにもあるとおりこのドラマはアンソロジーではなく同一キャラクターによる連続活劇だが、やっていることは後発のドラマ「Xファイル」や日本の「怪奇大作戦」などに近く、私が気に入るのもそら当然だろうという作品カラーになっていたのであった。

IMG_0028.jpgもともとコルチャックについては90年代に全20話を収録したレーザーディスクのボックスが発売され、我が輩はそれを買っていたのだがご多分に漏れずこれも判断を見誤って( ̄。 ̄;)処分してしまい、またバックアップも取ってなかったので(その気になればVHSに落とせたはずなのに)以降このドラマを見る術を完全に失ってしまっていたのだ。

数年後ビデオ屋時代の友人から「オマエこれ好きだっただろ」と当時「Xファイル」の好調から湧き上がったオカルト系海外ドラマ人気の煽りで全話ビデオ発売の決まった「コルチャック」のサンプルビデオをもらったことがあったが、これが現在我が家に残る唯一の同作映像ソフトとなっているのである。

めっちゃ久しぶりにVHSデッキの電源を入れてこのテープを再生してみたが、無事見ることが出来たのでとりあえずはほっとした( ̄。 ̄;)

このサンプルビデオでは第1話「恐怖の切り裂きジャック」が吹き替え、第15話「闇に牙をむく女吸血鬼」が字幕で収録されているのだけど、何回見てもやはりこのドラマは吹き替え版が圧倒的に面白いと思うのである。これは達者で上手い声優さんたちを揃えていたというのもあるがキャストを見ればそれも一目瞭然で_

◎コルチャック(ダレン・マクギャビン)=大塚周夫
◎ビンセント(サイモン・オークランド←ヒッチコックの「サイコ」で最後に登場する(ダジャレでは無い(__;))精神科医役)=木村幌←「宇宙戦艦ヤマト」のナレーターでお馴染みの声
◎アップダイク(ジャック・グリーンナージ)=富山敬

こうしたメンツが毎回ほぼアドリブであろう掛け合いを演じてくれるのがひじょーに楽しく、ベースはホラードラマのはずなのにコメディ要素もかなり含まれているのがじつに面白かったのである。

特に大塚さんは主役の声でナレーションと予告編もすべて担当されており、その力の入れ具合というのもよく伝わってきたし(この役は相当お気に入りだったようで、5年前に出版された「別冊映画秘宝・怖いテレビ」の中で敢行されたインタビューの中では長時間にわたってその「やり甲斐」を言及しておられた)氏のアテレコベストワークは間違いなくコレだったのではないかと、異論のある方はたくさん居られるだろうが私はそう思い込んでいるのである。

IMG_0029.jpgそれと、このテープに入っているのは2本のエピソードだけなので出来れば何処かのCHが今からHDリマスターで再放送してくれんかと期待してしまっている(と、何処までも安く済まそうとするこの腐った性根(; ̄O ̄)) 

・・・てな事を考えていたせいかどうか知らないが、どういうわけか本屋でコルチャックが表紙の本を見つけてしまい、なんだろうと手に取ったら「ゴースト・ハンターズ完全読本 怪異を追う者たち――『事件記者コルチャック』から『死霊館』まで」なんてタイトルが付いていたのであった。

久方ぶりにコルチャックのことを考えていた矢先にこんな本が出るとはなんて素晴らしいタイミングだと思ってしまい、つい中身も見ずに買ってしまったのだが、これ要は怪奇現象を追跡することを生業としていた人物を「ゴースタハンター」と認定し、フィクションの代表としてコルチャックを取り上げたムックというワケなのである(ノンフィクションの方は超常現象研究家エド&ロイレン・ウォーレン夫妻を紹介←彼らのことはジェームズ・ワン監督作品「死霊館」で映画化されている)

なので全二七〇ページのうち半分は「コルチャック」のことで締められている同ドラマの完全ガイドブックと思っても良い書籍。今までだと上に書いてある「怖いテレビ」がもっともコルチャックにページを割いていたはずだが、今回はそれを凌駕する文章量で埋め尽くされていた。

著者の尾之上浩司氏は以前コルチャックの原作本を翻訳出版してくれた人でもあり、少し前には「世にも不思議な怪奇ドラマの世界」という本で「ミステリーゾーン」「世にも不思議な物語」のガイドブックを出した方でもある。

こういう構成の本は珍しいというか虚と実を綯い交ぜにして語っているやり方はなかなか面白いと思った。

ふつうのドラマ・映画本と違い読んでていて不思議な気分になれる中身だと思うので、この手合いが好きな人にお薦めしたい一冊でもある(昔よく読んでいた学研「ジュニアチャンピオンコース」のオカルト系本を少し思い出したよ)

ともかくコルチャックの残り18エピソードとテレフィーチャー版の二本、なんとかお安く見られない物かと現在思案中である(テレビシリーズの方はDVDボックスが出てるけどあとのふたつはVHSとLDしか発売されてないのだ)

 

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